■お口の病気の原因について ■口臭の原因 ■虫歯の原因 ■歯の黄ばみの原因 ■歯周病の原因 お口の病気と一口に言っても、その症状と原因は人によって様々です。加えて非常にデリケートな場合が多数あります。 複数の原因と症状が複雑に絡み合って新たな病気を引き起こしている場合もあり、時にはその人が置かれる生活環境や食生活にまで原因が 及ぶことも少なくありません。間違った方法は、さらに悪い病気を引き起こす可能性もあります。 まずは専門家に相談をして、適切なアドバイスと治療方法を見つけ出すことがとても重要です。 一人で悩まずに、お近くの歯科クリニックへご相談下さい。 人間の口の中には100億個もの細菌が棲んでいます。 この細菌が、新陳代謝ではがれ落ちた粘膜や食べ物のカスを分解し、化学物質を作り出します。 これが口臭の主な原因ですがその他にも原因はさまざまあります。大きくは、何らかの病気が原因で起こるものと、そうでないものがあげられます。 最近、では唾液分泌が極端に低下する「ドライマウス」(口腔乾燥症)に悩む人が増えてきました。口の中が乾き、ねばねば感が増し、虫歯や歯垢、舌が細菌の塊で白くなる舌苔(ぜったい)が発生します。 これらもすべて強い口臭の元です。症状が進むと舌表面のひび割れ、舌痛も起こり、生活に支障も出てしまいます。この機会に下記項目でカンタンなチェックをされてはいかがですか? 広辞苑第5版によると「口臭」次のように定義されています。 ■ 生理的口臭(通常誰にでもおこりうる口臭) 例えば、起床時、空腹時、緊張時、疲労時など、ある一定の環境でのみおこりうる口臭。 ■ 病的口臭 1.口腔内由来の病的口臭 2.全身由来の病的口臭。 社会的容認限度を超える口臭は認められず、検査結果などの説明により訴えの改善の期待できるもの。 上記以外の口臭 これまでの歯科治療では、口腔内由来の病的口臭(歯周病など)についてしか対応できておりませんでした。 ●口の中には菌がいっぱい! 赤ちゃんが生まれるその瞬間から多くの細菌との共生が始まります。人の口の中には約300〜400種の細菌が住んでいると言われ、これらの働きにより口の中の健康が維持されたり、病気が引き起こされたりするのです。但し、病原性を持っているものは少数派です。これらの細菌は歯や歯茎の表面・歯と歯茎の境目のごく狭いすき間・唾液・粘膜・舌の上・扁桃等をすみかにしています。 むし歯の主な原因菌はストレプトコッカス・ミュータンス菌と呼ばれる細菌です。この菌は直接歯の表面に付着し、 ネバネバしたものをつくり歯の表面に頑固にくっつくようになります。これがプラーク(歯垢)と言うものです。歯垢は言い換えればお口の中の細菌が、食べ物を栄養としながらネバネバしたものを出して食べかすと一緒になり、歯にまとわりついたものです。他の種類の細菌も簡単に付着できる足場になり、どんどん細菌の種類と量を増やしていきます。 ●いつ感染する? ミュータンス菌はいつ頃から口の中に現れてくるのでしょうか。多くの研究から歯が生え始めた頃に主に母親(保育者)から口移しなどで感染することが明らかになっています。 ●虫歯って何?どうしてできるの? 多くの要因が複雑に絡み合って起こり、主に以下の3つがあります。 これら3つが重なると虫歯ができると言われています。1つや2つだけの要素があっても、虫歯はできないのです。 ■その他のむし歯の様々な要因
歯の表面が、チョークのように白く濁ってきたら虫歯の始まりです。歯垢(プラーク)の蓄積は、歯茎の炎症も引き起こします。歯茎が赤く腫れたり、歯ブラシを使うと出血することになります。放っておくと歯垢は歯石に変化していきます。
お口に中にはおよそ400種類の細菌が住んでいます。これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。これを歯垢と言います。 歯周病の原因は、歯と歯肉の境目に付着したプラーク(歯垢)です。健康な歯肉でも、歯と歯肉の境目には「歯肉溝」とよばれる浅い溝(0.5〜2mm程度)がありプラークがたまりやすくなっています。歯垢1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、その中で歯周病をひき起こす細菌はポルフィロモナス・ジンジバリス、プレボテーラ・インターメディア、アクチノバシラス・アクチノマイセテムコミタンスなど10種類以上がわかっています。 ■次のことも歯周病を進行させる因子となります
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